外壁や屋根などの塗り替えは、皆様のお住まいを守る大切なところ。

私たちの一塗りがそのまま「建物の未来を決めている」といっても過言ではありません。

だからこそ、細部にいたるまでこだわって、ちょっとした部分にもクオリティを追求するのです。

外壁塗装後に発生するトラブルの原因は80%以上が下地処理の不良が原因といわれています。表面的な部分よりも、最も重要視しなければいけないのが下地処理です。

トライクラフトの3つのこだわり

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時間が経てば大きな差になる見た目にはわからない下地処理にこだわります。

世の中の多くの物事がそうであるように、塗装工事でも、最も重要な工事工程は、塗装が終わってしまえば目に見えなくなってしまう下地処理です。下地処理を怠ると、10年もつ塗料でも1年もしない内に剥がれてしまいます。下地処理を行わなくても綺麗にすることはできます。だから綺麗に仕上げることはどんな業者でも出来るのです。塗装の目的は綺麗に仕上げることではなくて大切な家を保護するのが目的で、下地処理は大切な家を守り、新築の輝きを取り戻す為に非常に重要な工程です。

トライクラフトで行う下地処理の一覧
下地処理の種類 部 位 この処理が必要な症状
1. 高圧洗浄 外壁、屋根等 汚れ、藻やカビの発生
2. クラックの下地処理
(1) フィラー刷り込み
外壁
(モルタル吹き付け面)
ヘアークラック
(表層のひび割れ)
2. クラックの下地処理
(2) Uカット後シーリング処理
外壁
(モルタル吹き付け面)
構造クラック
(深層に達するひび割れ)
3. 脆弱塗膜の剥離 外壁
(モルタル吹き付け面)
塗膜の膨れや剥がれ
4. パターン補修 外壁
(モルタル吹き付け面)
Uカット後シーリング処理や塗膜の剥離により、もともとの塗装模様がなくなった場合
5. 目地と窓廻りの
シーリング処理
外壁
(サイディング壁、ALCパネル)
シーリング部に亀裂
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コーキング業者だからできるサイディングの目地や窓廻りなどの既存シーリングの下地処理

外壁がサイデイングの場合、もっとも重要となる下地処理が、サイデイング目地と窓(サッシ)廻り、換気口などの設備廻りの既存のシーリング下地処理です。

既存シーリングの下地処理の方法としては、下記の2種類があります。

増し打ち(打ち増し)
既存のシーリングは撤去せず残し、その上から新規のシーリング材を充填する方法
打ち替え
既存のシーリングを撤去し新規にシーリングを充填する方法

多くのサイデイングの場合は、既存のシーリングの上から新規のシーリングを充填しても適正な厚みが確保できないため、増し打ちは応急処置的な効果しかえられない場合が多く、到底、適正な処理とは程遠いため、トライクラフトでは、「打ち替え」を行うようにしております。

1. シーリング撤去

文字通り、既存のシーリングを撤去する工程です。

鉄部のケレン(錆、劣化塗膜の除去)も同様ですが、撤去するといってもどの程度きれいに撤去するかによって、この工程に関わる労力が大幅に異なり、それに応じて価格にも反映されます。

耐久性の視点から考慮すれば、相応の労力を費やし、出来る限り残シーリングが残らないよう撤去することが理想といえます。

2. バックアップ材又はボンドブレーカー(絶縁テープ)設置

目地の動き(ムーブメント)が比較的大きいと判断されるような場合、シーリングの充填は、充填される部分が凹の場合、底部分を除く両サイド面の接着が基本となります。

一見すると、底部分と両サイドの面の3面をきっちり密着させることが良いように思われがちですが、サイデイング自体の「反り」や目地部分の「動き」に対し柔軟に対応できず、目地が動いた場合、シーリング自体に亀裂が生じやすくなってしまうので、底部分を除く両サイドの2面のみを接着させる2面接着が基本となります。

サイディングの目地の場合は目地が浅い為、シーリングの性能を発揮するための厚みを確保する必要性から、ボンドプレーカーが選定されます。

3. プライマー塗布

サイディング断面とシーリング材を密着させる下塗り材を塗る工程です。

この工程を疎かにしてしまうと、たとえ、シーリング材が新しく耐久性が残っていたとしてもサイデイングの動きに対応しきれず離れてしまう結果となります。

4. 養生

塗料飛散やはみ出しを防ぐために、シートやテープなどで窓まわりや屋外設備を保護します。

この養生が行われなければ、塗料があちこちにはみ出して、完成後の見た目が悪くなるだけでなく、飛び散った塗料が近隣住民からのクレームにも繋がりかねません。

5. シーリング材充填

新規のシーリング材を充填し仕上げる作業です。

シーリングには、それぞれ特徴と適正な施工部分がありますが、サイデイングの場合は、ウレタンシーリング材又は変成シリコンシーリング材が適しております。

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塗料だけが長持ちしても意味がありませんシーリングの材質にもこだわりがあります。

コーキング(シーリング)の先打ち、後打ちについて

コーキング(シーリング)を外壁塗装の前に打つのが先打ち工法、後に打つのが後打ち工法です。

コーキング先打ち

先打ちは塗装よりもシーリングを先に施工するため、シーリングの上に塗料が塗られる。保護塗膜があるため、紫外線や風雨の影響を受けにくくなり、塗装後の汚れも一定となる。

コーキング後打ち

後打ちは、塗装後にシーリングを施工するため、シーリング表面は塗料が乗らず、露出される。結果として紫外線や風雨にさらされ、劣化しやすく、目地のみが汚れていく。

先打ち工法のメリット

コーキングの上に塗装しますので、コーキングの紫外線劣化を塗膜が保護してくれる形になり、長持ちします。デメリットといたしましては、コーキングよりも塗膜の方が硬いために、塗膜が割れてくる可能性があります。

後打ち工法のメリット

コーキングの上に塗膜が無いので、塗膜のひび割れを起こす心配がありません。
デメリットは、コーキングの上に塗膜が無いので、劣化が早くなります。
そのため、劣化に強い材料を使用すれば解決できます。

トライクラフトでは、コーキングの先打ち・後打ちのどちらが良いか
理解をした上で最善の後打ちコーキングを施工致します。

シーリングの種類について

シーリング材にも塗料と同様多くの種類があります。

例えば、アクリル系/ウレタン系/シリコーン系、ジョイント部分の伸縮の追従性のある低モデュラス/追従性の必要のない部分に使用される高モデュラス、一液型/二液型、塗膜との相性の良いノンブリードタイプ、シックハウス対応の室内専用シーリング材など、多くの種類があります。

シーリングの場合は、塗料のような耐久性横軸と価格の縦軸の単純なグラフのような分類ではおさまらず、適材適所に使用することがもっと重要となります。

アクリル系

ALCの新築時に使用される頻度が高く、コストパフォーマンスに優れているといえますが、改修時では耐久性の視点からあまりお勧めは出来ません。

ポリウレタン系

外壁モルタル面のUVカット補修やサイディング改修やALCパネル、RC(鉄筋コンクリート)改修時に使用される頻度が高く、耐久性及び塗膜との密着に優れています。

但し、多くのウレタンシーリングが紫外線に弱いため、上から塗装しない場合はお勧めできません。

※ウレタンシーリング材でもメーカーによって耐候性に優れたシーリングも開発されています。

オートンサイディングシーラント(オート化学)

変成シリコーン系

サイデイング目地やタイル面、石面に使用される頻度が高く、耐久性に優れているため、シーリング仕上げの上から塗装しない場合にもお勧めできるシーリング材です。

サイディング改修時など上から塗装する場合は塗膜との密着が弱いことと、ブリード(塗膜の汚染)が起きてしまうので、シーリング材の上にプライマーを塗る必要があります。

最近では、ノンブリードタイプの変成シリコンが開発されましたので、サイデイングの改修時に耐候性及び塗膜の非汚染性の視点から、最も効果を発揮している製品と言えます。

シリコーン系

ガラス廻りや浴室や洗面などの水廻りに適しています。

耐久性(耐熱性や耐寒性)は抜群ですが、塗膜との相性は最も悪いため、その上から塗装する場合は使用を避けなければなりません。

ポリサルファイド系

耐候性及び基材に対する非汚染性に優れていることから、タイルや石材の目地に適しています。

シーリングメーカー

  • セメダイン
  • サンスター技研
  • オート化学
  • コニシ
  • サンライズMSI(S70、H100)
その他 各種純正材料
  • ニチハ(プラチナシール)
  • ケイミュー(スーパーケイミューシール)

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