屋根のカバー工法とは、現在の屋根の上に新たな屋根材を重ねる工事です。カバー工事、重ね葺き工事とも言われます。
主に金属製の屋根材が使われることが多く、カバー工法で施工するためには既存の屋根の状態が比較的良好である必要があります。
カバー工法で使われる屋根材は、グレードにもよりますが20年~40年ほどの耐久性があります。
工事種類 | 耐用年数 |
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塗装 | 5~20年 |
カバー工法 | 20~40年 |
葺き替え | 20~40年 |
屋根カバー工法は既存の屋根を撤去しないので、屋根の葺き替え工事よりも施工費用を抑えることができます。
葺き替え工事で発生する“既存屋根材の撤去・処分”が無いため工事日数も短くなります。
さらに、アスベストの処理が必要ありません。
屋根材の中にはアスベストを含む建材もありますので、その場合は撤去に費用が発生します。
カバー工法は既存の屋根に新しい屋根をかぶせるので、屋根が二重構造になり厚みが出ます。厚みがでるため、防音性や遮熱性が高くなるというメリットも。
塗装と葺き替えは、このような効果を持つ塗料・素材をわざわざ選ばなければ、特に何か機能性が付与されることはありません。
屋根材本体とその施工費用 | 費用:5,500~7,500円/㎡ |
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下地工事(増し張り)※ | 費用:2,000~3,500円/㎡ |
防水シート(ルーフィング) | 費用:500~1,000円/㎡ |
役物工事(部位別) | 費用:1,000~4,000円/m (軒先水切り、棟包み、ケラバ、雨押え、 壁捨て板など屋根の形状や内容により異なります。) |
棟板金 | 費用:3,500円~5,000円/m |
合計(消費税別) | 費用:7,000円~12,000円/㎡位 |
※下地工事(増し張り)が不要の工事もございます。詳しくはお問い合わせ下さい。